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除草剤の使い方を解説!使用の注意点など

除草剤の使い方を解説!使用の注意点など

除草剤の最も効果的な使い方をご存知ですか。

除草剤の選び方を間違ったり撒き方を誤ったりすると、全く雑草が枯れず、除草剤を散布した労力が無駄になる恐れがあります。

そこで今回は、除草剤を最も効果的に散布する方法と共に、安全に除草剤を使用するために知っておきたいポイントも紹介します。

除草剤には3つのタイプがある

除草剤には、大きく分けて液体タイプと粒剤タイプがあります。

液体タイプはさらに2タイプあり、その性質毎に接触型葉茎散布除草剤と吸収型葉茎除草剤に分類されます。

粒剤タイプの除草剤は、土壌処理型除草剤と呼ばれます。

それぞれのタイプをどのように使い分ければいいのか、まずは大まかに理解しておきましょう。

除草剤の使い分け方

液体の除草剤は以下の通りです。

  • 接触型葉茎散布除草剤
  • 吸収型葉茎除草剤

粒剤の除草剤は以下の通りです。

  • 土壌処理型除草剤

この3つタイプの除草剤は、性質が全く異なります。

除草剤の散布の方法やタイミングも全く違うので、上手に使い分けることが大切です。

除草剤のタイプ別の使い分け方を簡単にまとめたのが以下の表です。

除草剤のタイプ早く雑草を枯らしたい長期間、効果を維持したい除草した土地に植物を植えたい広範囲で除草したい
接触型葉茎散布処理剤××
吸収型葉茎散布処理剤
土壌処理型除草剤××

接触型葉茎散布処理剤は即効性が期待できるものの、持続力はあまり期待できません。

液状なので広範囲に散布すると、除草剤を使いたくない部分や、近隣の敷地内まで飛散する恐れも考えられます。

土壌処理型除草剤には、接触型葉茎散布処理剤と真逆の性質がみられます。

即効性は期待できないものの、長期間にわたって除草効果が持続しやすいのが特徴です。

また粒状なので、広範囲に散布することも容易です。

吸収型葉茎散布処理剤は液状ではありますが、その性質は土壌処理型除草剤と接触型葉茎散布処理剤の両方の性質を持っていると言えるでしょう。

除草剤を使用するときは、こういった性質を考慮して選定することが大切です。

除草剤の特徴と取扱の注意点

除草剤の効果を最大限発揮させるためには、自分のニーズに合った除草剤の選定は欠かせません。

そこで除草剤のタイプ別に、特徴や散布する際の注意点も確認しておきましょう。

液状除草剤の特徴:すでに雑草が生えているときに使用

液体タイプの除草剤は、今すでに雑草が茂って困っている時に散布するのが良いでしょう。

粒剤タイプに比べて、除草効果が早く現れる傾向が見られるためです。

液体タイプにも、接触型葉茎散布処理剤と吸収型葉茎散布処理剤の2種類があります。

接触型葉茎散布処理剤は、除草剤が接触した部分の葉や草だけを枯らせるのが特徴です。

根を広範囲に広げないタイプの雑草をすぐに除草したい時に使うとよいでしょう。

一方の吸収型葉茎散布処理剤は接触した部分だけでなく、除草剤が根まで浸透し、雑草を根から枯らせます。

地面深くまで根を張る雑草や、根が頑丈で取り除きにくい雑草を枯らしたい時に使用しましょう。

粒剤除草剤の特徴:雑草が生える前の予防に最適

粒剤タイプの除草剤は、雑草が生え始めたばかりの状態、もしくは、雑草が生え始める前の予防として散布するのに適しています。

液状の除草剤と異なり、粒状の除草剤は散布してもすぐに効果は期待できません。

散布した粒剤タイプの除草剤が、雨風にさらされながら徐々に土の中に浸透し、地面の中で地上に芽を出す準備をしている根の状態の雑草に働きかけるのが、粒剤タイプの除草剤です。

そのため粒状の除草剤が雑草を枯らす効果が見られるまで、早い場合でも一週間程度要すると言われています。

ただ粒状の除草剤は、除草効果が持続するのも特徴です。

除草効果は3ヶ月から、長いものであれば半年程度も持続すると言われます。

除草剤の効果を最大化するポイント6選

除草剤をただ雑草に撒いただけでは、十分に除草効果を発揮できません。

除草剤を使う際に押さえておきたいポイントを6つ、みていきましょう。

ポイント1:除草剤を撒くなら天気が重要

除草剤は、雨が降っていないならいつ散布しても良いと思っている方も多いのではないでしょうか。

除草剤を効果的に撒くなら、天候に関する4つの条件を満たすことが重要です。

  • 曇りもしくは晴れの日
  • 曇りもしくは晴れの天候が、当日を含めて最低でも1日以上続く
  • 風がない
  • 涼しい時間帯

雨が降っている日に除草剤を散布するのが不適切なのは、理解しやすいでしょう。

しかしなぜ、風や気温にも配慮が必要なのでしょうか。

除草剤は雨が降る前には撒かない

雨が降っている時だけでなく、除草剤を散布した当日や翌日に雨が降ることが予想される場合は、除草剤を散布するのは控えましょう。

特に液剤タイプの除草剤は、雑草に除草剤自体が接触していないと効果を発揮できません。

粒剤タイプの除草剤であっても、降雨量が多ければ雨水に流されてしまう可能性も考えられます。

雨によって、除草剤を散布する予定ではなかった箇所にまで除草剤が流され、枯らしてはいけない植物まで枯らしてしまう恐れは否めません。

自分自身の敷地内であればまだしも、近隣の住宅に除草剤が流れ込むようなことがあれば、ご近所トラブルに繋がる恐れもあります。

除草剤を散布する際は、当日の天候だけではなく、少なくとも翌日の天候まで確認しましょう。

除草剤を散布する際、風に注意すべき理由

除草剤は農薬の一種です。

除草剤を散布する際は、想定外の箇所にまで除草剤が撒き散る危険を回避するために、風のない日を選ぶことも大切です。

散布のタイミングを誤ると、思わぬ箇所の植物を枯らしてしまう恐れもあることを十分考慮しましょう。

除草剤は日差しの強い時間に散布しない

日差しの強い日や、高温で湿度が高い天候も避けましょう。

特に液状の除草剤の場合、強い日差しに照らされることで、早々に蒸発してしまう可能性があります。

ポイント2:除草剤の濃度を厳守する

除草剤の濃度を厳守する

除草剤の中には、水で薄めて使用するものも多くあります。

この時、より強い除草効果を期待したいからといって指定の濃度より除草剤を多く入れたり、また逆に除草剤を少なく入れたりしてはいけません。

除草剤を薄める濃度は、ある一定の広さを除草する際に、最も効果を発揮しながら安全性も確保できるよう、メーカーが計算して指定しています。

除草剤を濃くすることでより一層の除草効果を発揮できるものではなく、むしろ安全性が著しく低下する恐れがあることを念頭に、適切な濃度で使用しましょう。

また、除草剤を薄める際、容器に汚れがついていたり、水自体に混入物があったりすると、除草剤の効果が軽減する恐れがあります。

除草剤を希釈する際は清潔な容器で、清潔な水道水を利用しましょう。

ポイント3:粒剤タイプの除草剤は雨上がり後の散布がベスト

粒剤タイプの除草剤の場合、土壌が湿っている方が除草効果を発揮しやすい傾向が見られます。

そのため、粒剤タイプの除草剤を散布する時は、雨が降った翌日の晴れ間に行いましょう。

もしくは、軽く土壌を湿らせてから除草剤を散布すると良いでしょう。

ポイント4:液状除草剤は雑草が生い茂る前に散布

液体タイプの除草剤は、雑草が生い茂る前に散布しましょう。

あまりにも背が高く雑草が生い茂ってしまった状態では、雑草の葉や茎に十分除草剤が付着せず、除草効果が大幅に減少する恐れがあります。

目安としては、雑草が土壌から20〜30センチ程度の高さが、除草剤散布の目安と言われています。

これ以上に伸びている場合は、先端を刈り取ってから除草剤を散布しましょう。

ポイント5:除草剤を撒く時はS字を意識する

除草剤は、雑草対策したい箇所にまんべんなく散布することが大切です。

特に広い範囲に除草剤を散布したい場合は、Sの字を描くように撒くようにします。

S字を意識して除草剤を撒けば、偏りを防ぐだけでなく、散布した除草剤を自分の足で踏んで取り除いてしまう危険性も軽減できます。

ポイント6:除草剤は効果を発揮するまで早くとも2〜3日要する

液状の除草剤は比較的早く効果を感じられると言われています。

それでも、除草剤を散布した直後からすぐに雑草が枯れていくわけではありません。

葉や茎に付着した除草剤が浸透し、効果を発揮するまでに時間を要するためです。

粒タイプの除草剤であれば、除草効果を感じられるまでに1ヶ月程度かかる場合もあります。

上記注意点を守って適量の除草剤を散布したのであれば、除草剤が足りなかったのかもしれないからと追加で散布するのは好ましくありません。

除草効果が発揮されるまで待ちましょう。

まとめ

除草剤は、雑草を枯らすことが出来るツールです。

しかし、除草剤は使用方法やタイミングに細かなコツがあります。

ただ散布しただけでは、十分な除草効果が発揮できない可能性も否めません。

  • 忙しい毎日で、除草剤散布のタイミングを図っていられない
  • 短期間で雑草対策したい

こういった場合は、除草のプロに依頼してみるのもよいでしょう。

除草剤は便利な反面、散布方法や範囲を誤ると、思わぬ被害をもたらすこともあります。

除草剤に個別に定められた使用方法をよく確認し、噴霧器などを活用してピンポイントに除草剤を散布するなど、安心安全に使用してください。