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スズメバチの巣の場所がわからない場合はどうしたらいい?探し方とNG行動を解説

スズメバチの見つけ方

家屋の周りによく出没する蜂の中でもスズメバチは最も危険な種類です。

知らない間に巣ができていて、近くを通りかかったときなどに襲われては大変です。

自分やその家族だけでなく、近隣住民にも危険が伴う恐れがあります。

そこで、危険度の高いスズメバチは、早めに巣を見つけて駆除するようにしましょう。

今回は、スズメバチの巣の場所がわからない場合の探し方やNG行動などについて詳しく解説します。

スズメバチの危険性

スズメバチの危険性

スズメバチは危険な蜂であり、刺されることで痛みやかゆみだけでなく心臓麻痺や筋肉の萎縮などの症状を引き起こすことがあります。

そのなかでも特に注意したいのが、アナフィラキシーショックです。

蜂が持っている毒に対して身体がアレルギー反応を起こすという状態で、呼吸困難や血圧の低下を招きます。

重篤な場合は死に至ることもあり、過去に蜂に刺されたことのある人はアナフィラキシーショックを起こす可能性が高いです。

また、初めて刺された場合であっても、数匹に刺されて毒の注入量が多いことでアナフィラキシーショックを起こす恐れがあるため、アナフィラキシーショックの症状を疑う場合は速やかに救急車を呼びましょう。

スズメバチの巣の場所がわからないときの探し方とは?

スズメバチの巣は、私たち人間が気づきにくい場所に作られていることが多いです。

そのため、気が付いたときには巣が大きく成長していることがあります。

できるだけ早く巣を見つけて退治できるよう、巣の探し方について見ていきましょう。

蜂が巣に戻っていくところを観察する

まず、蜂の動きを観察しながら巣の場所を特定してみましょう。

スズメバチは、昆虫などをつかまえて巣に持ち帰るという習性があります。

そのため、少し離れた安全な場所から、蜂がどこに戻っているかを確認することで巣の場所がわかります。

蜂の出入りがあるところを探す

続いて、蜂がどこから出入りをしているのか見極めてみましょう。

屋根裏など人が普段出入りしない場所や外から見えにくい場所の場合、巣を視認しづらいため巣を見つけるのが困難になります。

蜂が出入りしているところがないか探し、もし数匹が出入りしているようであれば巣が大きくなっている可能性が高いため早めの駆除を検討する必要があります。

スズメバチが好んで巣を作る場所を調べる

闇雲に探していてはスズメバチの攻撃を受けることがあるので、スズメバチが好んで巣を作る場所について知っておく必要があります。

スズメバチは、次のような場所を好んで巣を作るためチェックしてみましょう。

  • 雨風が当たらない
  • 日陰で風通しが良い
  • 付近で蜂がよく飛んでいる

家または家の近くにおいてこのような場所がある場合、スズメバチが巣を作っているかもしれません。

近くでスズメバチを見かけたら、巣が作られやすい場所を調べてみましょう。

このとき、くれぐれも近づきすぎないようにし、スズメバチを刺激しないように気を付けてください。

木の根元にも要注意

スズメバチの種類によっては、木の根元に巣を作ることがあります。

家の近くに以下のような特徴の木がある場合、スズメバチが巣を作る恐れがあるので注意しましょう。

  • 樹液が多く出ている
  • エサとなる昆虫が豊富にいる
  • 花蜜が豊富にある

スズメバチは雨が風をしのぐことができ、人目につきにくい場所に巣を作る傾向があります。

木の根元も巣ができる場所であることを念頭に置き、スズメバチの巣を特定していきましょう。

庭に木があるという家は、スズメバチが巣を作るような根元がないか定期的に確認しておくことも必要です。

スズメバチは種類によって巣の特徴が異なる

スズメバチは種類によって巣の特徴が異なる

スズメバチには様々な種類があり、巣が作られる場所や特徴などが異なります。

危険度が高く、日常生活のなかで遭遇する可能性のあるスズメバチの種類について確認しておきましょう。

スズメバチを見かける場合は、どの種類に該当するのか見当をつけることで危険度について理解することができます。

オオスズメバチ

スズメバチのなかでもサイズが大きく危険度が極めて高いとされているのが、オオスズメバチです。

5月~11月と比較的長い期間巣を構えており、土の中や木の洞、木の根元に巣を作るという点から、気づきにくいのが難点といえます。

女王バチは4㎝以上にもなり、攻撃性が強いだけでなく毒の量も多いのが特徴です。

刺されたときの痛みも強く、ショック死する恐れもある、恐ろしい蜂です。

集団で襲ってくる習性もある蜂なので、庭に木を植えていたり近くに雑木林があるなどの場合は、細心の注意が必要です。

キイロスズメバチ

オオスズメバチの次に危険とされているのが、キイロスズメバチです。

サイズはオオスズメバチより小さいものの個体数が多いため、危険度が高くなります。

雑食で行動範囲が広いことから、山間部だけでなく市街地においても様々な場所で巣を作ります。

巣の直径は40~80㎝ほどにもなり、スズメバチのなかでも大きめの巣が作られます。

モンスズメバチ

キイロスズメバチよりも少し小さいモンスズメバチは、夜間に活動する蜂です。

体に左右対称に黒い斑模様がついているのが特徴的で、大きな木の空洞に巣を作ります。

しかし木の空洞が減ってきている今、民家の屋根裏などに巣を作るケースが出てきています。

チャイロスズメバチ

チャイロスズメバチも、攻撃性の強い蜂です。

攻撃的で毒が強いため、極めて危険な蜂といえます。

チャイロスズメバチは、自分では巣を作らず、他のスズメバチの巣を乗っ取る習性があります。

チャイロスズメバチを見つけた場合は近づかないようにし、巣を探す場合も遠くから確認するようにしましょう。

ツマグロスズメバチ

ツマグロスズメバチは沖縄県の島々に生息する蜂であり、全体的に黒色を帯びています。

4月~11月までの間巣を大きく成長させ、そのなかで幼虫を育てます。

巣は木の枝やフェンス、家の軒下などに作ることが多く、毒はそれほど強くないものの攻撃性が高いスズメバチです。

農地や林に巣を作ることが多い点から、刺される被害も相次いでいます。

スズメバチの巣を探すときのNG行動

スズメバチの巣を探すときのNG行動

スズメバチが近くを飛んでいるので巣を特定したい、できる限り早く駆除したいというときでも、慎重に行動することが大切です。

スズメバチを探すときは、以下のような行動は避けましょう。

返って蜂を刺激してしまい、攻撃される場合があります。

不用意に近づく

スズメバチの巣を探すとき、不用意に近づかないよう注意しましょう。

どこに巣があるかわからない場合は特に、慎重に行動しなければなりません。

スズメバチが飛んでいる場所などがわかったときは、半径10メートル以内に近づかないようにしましょう。

巣から半径10メートル以内に入ると、スズメバチは外敵から攻撃を受けていると捉えるので、威嚇行動や攻撃を受ける恐れがあります。

不用意に近づくのはやめて、巣があるかもしれないと思われる場所に関しては少し遠くから様子を眺めてみましょう。

大きな声や音、動きもNG

スズメバチの巣を探しながら大きな音や声を出さないように意識することも重要です。

大きな音や声で巣に近づいたり周りを通ると、蜂は攻撃されていると認識します。

その結果、急に襲ってくることがあるため気を付けましょう。

大きな音や声に加えて、オーバーな動きも避けると安心です。

動きが大きくなるとその分音が出やすくなり、蜂は敵が来たと感じて攻撃してくることがあるのです。

薄手、黒っぽい色の服で巣を探す

スズメバチの巣を探しているとき、いつどのような刺激によりスズメバチが襲ってくるかわかりません。

そのため、服装においてもスズメバチ対策をしっかりと行なっておきたいです。

薄手、黒っぽい色の服は避けて、色が薄く、服の上から刺されても針が肌に届かない厚めの服を着たうえで巣を探すようにしましょう。

蜂は科学的根拠はないものの、黒いものを狙ってくるといわれています。

スズメバチの巣を探す際は、服装を細かく確認したうえで外に出るようにしましょう。

夏以降は巣に近づくこと自体が危険

スズメバチは、季節によって攻撃性の強さが異なります。

夏以降、9月~10月ごろにかけて、スズメバチの活動が活発になります。

蜂の数も多くなり、働きバチが敏感になっている時期でもあるため、刺激するのは危険です。

夏以降巣に近づくことで集団のスズメバチに刺される危険があるので、巣には極力近づかないようにすることが大事です。

スズメバチの巣を放置する

スズメバチが近くを飛んでいることが多いけれど特に気にかけていない、巣ができているけれどそのままにしているといった放置状態もNG行動に含まれます。

刺されるだけでなく、周りの人に被害が及ぶことが考えられ、衛生面においても心配な点が増えてしまいます。

衛生的な被害が出る

スズメバチの巣を放置している状態が長く続くと、巣の周辺が汚れたり害虫が発生する恐れがあります。

巣の中にはスズメバチの幼虫やサナギがおり、これらを狙って他の虫が集まるようになるのです。

ゴキブリやアリ、クモなどが増え、家屋が汚されたり食品や精密機器に入ってきてしまうことがあります。

外に干している洗濯物や停めている車などもスズメバチの糞や食べかすなどで汚されてしまうため、巣を放置するのはやめましょう。

巣の場所によっては、周りの住民に被害が及ぶこともあります。

近隣トラブルになる可能性がある

スズメバチの巣は、大きく成長することで多くの蜂が行き交うようになり、危険度も高まります。

その結果、近隣トラブルへと発展する可能性もあるので要注意です。

私有地や自宅にできている巣の蜂が近隣住民に危害を加えた場合、近隣住民から損害賠償を請求される可能性があります。

アパートなどの賃貸住宅においても、共有している場所にある巣は大家さんや管理会社に責任を問うことができますが、個人が借りている場所にできた巣に関しては個人に責任が生じるケースが多いです。

私有地や持ち家だけでなく賃貸の場合でも、近隣トラブルになる前に早めに巣を探して駆除することが求められます。

ストレスを抱えることになる

スズメバチの巣を放置することで、身体に不調が現れることがあります。

スズメバチの羽音を日常的に聞くようになれば、いつか刺されるかもしれない、ゾッとするなどで精神的なダメージを受け、その結果身体にストレスがかかり、日常生活に支障をきたすことがあります。

特に、家の敷地内に巣ができているときは近隣住民からのクレームが来るかもしれないため安心して過ごすことができません。

快適に日常生活を送るためにも、スズメバチの巣は放置するのではなく駆除すべきです。

スズメバチの巣はとても危険!確実かつ安全に駆除する際には業者へ相談しよう

スズメバチは、種類によって様々な場所に巣を作り、性格や毒の強さなどの習性も異なります。

家の近くをスズメバチが飛んでいる様子を見かける場合は、安全な探し方で巣の場所を探ってみましょう。

その際、少しでも危険を感じたら、探すのを中断するようにしてください。

見つかった巣が大きく蜂もたくさんいるという場合は、蜂駆除を専門としている業者にご相談ください。

専用の道具を使って、確実かつ安全に駆除を行ないます。